父(84歳)は最近、すこし背中がまるくなり歩くのもゆっくりになってきました。
昼間はソファーに横になって、TVを見てはうとうと。
運転免許も返納し、80代半ばともなれば老いても当然・・・?っと、思いきや
ごきぶりを仕留めるときの目はするどく、
片手にスリッパを持つ手の俊敏さは、
確実に狙った獲物は逃がさない
「スナイパー」のごとく。
わたしは一応、この年齢になっても
「きゃー!きゃー!ごきぶりー」と叫ぶ「むすめ役」です。
そこへ、さっそうと現れるスナイパー
「キャーキャー言ってえ、こわいの?」という父に
「やっぱり、女はダメだねー」などと言うと
「元気なうちはいつでも呼んでよ。1発で仕留めるでねぇ!」っと、
自信満々の笑み。
万がいち、1発で仕留められなかったときは、
「ぱんぱんぱん・・ぱぱぱん!」とマシンガン炸裂。
恐るべきスナイパーは時に素手で立ち向かうこともあり、
戦前生まれの強靭さを見せ付けられるのでした。
(Manager)