ブルックスタジオでは毎朝の朝礼で
以前ご紹介した「TRUE DESIGN NOTE」を1人ずつ読んでいます。
私が今回読んだのは「コミュニケーション」についての項目でした。
普段の生活でもとても身近な言葉であるコミュニケーション。
言葉の使われ方も様々で、定義も多様です。
元々の語源は「communis」というラテン語で、
「共通の」や「共有の」といった意味を持っています。
この事を考えると、単に情報を発信し
受け手に届けばコミュニケーションが成立するわけではなく、
伝えたい「意図」が受け手に正しく伝わらなければ
それはコミュニケーションでは無いのではないでしょうか。
私たちデザイナーは、伝えたい意図を適切に表現し、正しく魅力的に伝える事が仕事です。
文字だけで見ると簡単そうに思えますが、普段の何気ない生活の中でさえも
思った様にコミュニケーションを取る事は難しいなと感じています。
例えば1対1の会話の中でも、「わかってくれるだろう」という気持ちを持って
言葉を選ばずに会話をしてしまうと、全く相手には伝わりません。
逆に、私自身が言われた事を違った解釈で受け取ってしまう事もあります。
自分の中でわかっている事が、相手もわかると思っていてはコミュニケーションは上手くいかないのでしょう。
仕事中、報告や電話、メールをする前に必ず伝える内容を整理し、端的でわかり易い表現を心がけています。
伝えたい事は何か、どうやって伝えるのか、伝わった相手にどう行動して欲しいのか。
仕事の中だけではなく、普段の生活から気をつけて行く事で
とても良いトレーニングになりそうです。
kobayashi/designer