ブランドとは、ある商品を他のものと識別するための「印」ですが、
それだけだとブランドと商品の違いが見えてきません。
しかし文脈としての知識に注目すると、ブランドと商品の本質的な
違いが見えてきます。商品がほかのものと別であると識別され、
そのブランドに関する情報や知識が、見たり聞いたり使ったりしている
人たちの心の中に文脈として蓄積されてゆくと、
ブランドは商品価値を増減させる固有の価値を持つようになります。
ブランドの名にかけて顧客に高いサービスを提供しようとする、
企業の姿勢、内容、行動、プロセス等が顧客に伝わったとき、
はじめてブランドは価値を創造し始めます。
そして継続的改善を伴う姿勢が、将来への大きな期待をイメージ付け、
ブランドが構築されます。
Fujita/art director