まだまだ風は冷たいのですが、陽だまりの暖かさにほっとします。
春を告げる花がだんだんとつぼみを膨らませています。
庭のあせびもまた、春を告げるかわいらしい清楚な花を咲かせています。
すずらんのようなかわいらしい花です。
この花のかわいらしさとは似つかわしくない名前。
馬酔木(あせび)の名は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、
「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という所から付いた名前で、
古くは葉を煎じて殺虫剤に用いられていたといいます。
奈良公園の鹿も、おいしそうに芽吹いた葉を、決して口にしないそうです。
ところが・・・、ある日庭のあせびの木に、めじろが飛来してきました。
めじろが小さな花の中にくちばしを入れて蜜を吸っていたので、
「馬酔木」なのに・・・大丈夫?と心配になりました。
葉や茎には毒があっても、花の蜜には毒はないのでしょうか?
自然界に生きるめじろが、毒の有無を知らないとも考えにくいので、
きっと蜜はセーフなのかもしれません。
めじろが酔って、ふらつくことがないことを祈ります。
(Manager)