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2015年 11月 17日

デザインによるブランドづくり

「デザインによるブランドづくり」というお題をいただいて、平成27年度地域創業支援事業の
創業スクール最終回にて講演をさせていただきました。
一般に「デザイン」という言葉も「ブランド」「ブランディング」という言葉も定義が曖昧な言葉です。
「デザイン」という言葉は日本語では名詞として、「デザインが優れている」とか「デザインがダサい」とか、
モノを形容する時に使われますが、英語ではデザインは動詞として使われることも多く、
「意思を持って何かをつくる行為」を指します。
デザインとは、モノの「見た目の印象をよくすること」というのが、一般の認識だと思いますが。
「見た目」は中身の一番外側であり、「見た目の印象をよくすること」だけが、
グラフィックデザイナーの仕事ではありません。
それは、デザインには必ず、目的や伝えたいこと=メッセージが存在するからです。
見た目の印象や機能から問題を解決する手段がデザインであると私は考えています。
視覚的な要素をつくりだし、メッセージを効果的にアピールすることによって
コミュニケーションの課題を解決します。

コミュニケーションをデザインする

マーケティング、プロモーション、ブランディング、これらすべては、お客様に「選ばれる」ための
企業の活動ということでつながっています。
お客様に「選ばれる」ということは、企業や商品・サービス、ブランドの意味や価値が、
それを伝えるべき人に魅力的に伝わっているから、「選ばれる」のです。
つまり、企業と人、人と商品のコミュニケーションが成立しているということです。
私の仕事は、「コミュニケーションをデザイン」することです
意思・情報のやりとりによって、相互に理解や共感をつくりだし、人の気持ちを動かすこと。
コミュニケーションを機能させることで、モノと人、企業と顧客の「つながり」や「良好な関係性」を
つくりだすことです。
誰から誰に向けて、どんな方法で、どんな状況や文脈でメッセージを届けるのか、
そしてそれはどのように受け取られるか。その全体を考えるのがコミュニケーション・デザインです。
「商品を売る」「ブランドをつくる」うえで「コミュニケーションをデザイン」するという考え方は
とても大切だと思います。
講演ではデザインとブランディングがどうつながるのかということ。ブランディングの構造と
「コミュニケーションをデザインする」という思考と手法(表現の方法)で携わった
地域工務店のプロモーション、ビジュアル・アイデンティティ計画の中心になるシンボルマークや
ロゴタイプ。ブランディングの実例をお見せしながら、お話をさせていただきました。

何がどう伝わったら、欲しい、買いたいと思ってもらえるか

デザインは、行為自体が最終目的でなく、アウトプットされたものによって何かコトが起こる
「人が動く」につなげることが大事なことであり、その解決方法がコミュニケーションをデザインすること
だと私は思います。
どんなにテクノロジーが進化しても、人の心を完全にコントロールすることは不可能です。
ソーシャルメディアもスマートフォンも単なるコミュニケーションのツールであり、メディアなのです。
マーケティングに絶対的な方程式などありません。顧客であるユーザーを良く知ること、
その情報にどこでどのように接しているのか?本当に相手が喜ぶことは何なのかを見抜くこと、
情報を分析して相手のことを考えて、情報構築をする。
そしていつの時代でも誰かを本当に「動かす」ことができるのは
人の琴線(きんせん)に触れるストーリーとそこに込められたメッセージです。
その消費者を動かすストーリーの題材と切り口がどこにあるのかを探し出すことが、
マーケティングやブランディングなのだと思います。

Fujita/art director



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ブルックスタジオは「Forward to 1985 energy life」に賛同いたします。
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by brookstudio-f | 2015-11-17 11:39 | Fujita/art director | Comments(0)


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